2010年大会INDEX

2010年日本平和大会in佐世保「全体集会V(閉会)」海外代表あいさつ


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李俊揆(イ・ジュンキュ)

韓国・労働者代案社会学習院講師

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 ダイナミック・コリアという言葉があります。韓国のある企業の宣伝コピーです。
 私は2005年から毎年日本へ来ています。原水爆禁止世界大会、平和大会で。毎年日本へ来て、朝鮮半島の話をします。
 毎年ネタを提供してくれる北朝鮮に、感謝しなくてはならないのか、時々考えてしまいます。話題の韓国から来ました、イ・ジュンキュと申します。

 私が日本に来たのは、今月1日でした。そのときは韓米合同軍事訓練から日米合同軍事訓練へバトンタッチが行われていた時期です。実は私は韓国で、今回の情勢の緊迫さをそんなに感じていませんでした。しかしむしろ日本に来て、ここ佐世保に来て、朝鮮半島、東アジアの情勢の緊迫さを感じることができました。

 今回、北朝鮮の砲撃事件を受け、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権は交戦守則、つまり交戦の規則を変えようとしています。それは、北朝鮮が大砲で撃ってきても、韓国は爆撃機で、ミサイルで報復攻撃できるようにする交戦守則です。私は今日ジョークでこの話を始めましたが、もしかしたら今の状況は私たちが考えている以上に緊迫しているかもしれません。
 それから昨日は、韓国とアメリカの間で韓米FTAが妥結したと発表されました。その中でイ・ミョンバク大統領は、このFTAの妥結で同盟は一段と飛躍したと、自慢しながら発表しました。その裏で、一体何が行われているのか、看過せず、日常生活に戻っても今回体験したこの記憶をしっかりと胸に込めて頑張っていかなければならないと思います。

 ありがとうございました。