2010年大会INDEX

2010年日本平和大会in佐世保「全体集会V(閉会)」海外代表あいさつ


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ジョゼフ・ガーソン


アメリカ・アメリカフレンズ奉仕委員会

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 佐世保が日本帝国の基地であった時代から、軍国主義がもたらした被害の大きさを理解している日本平和委員会のみなさん、ありがとうございます。

 軍国主義への力強い「ノー!」と、命、自由、真の安全保障への「イエス!」を、どうもありがとう。

 核兵器も軍事同盟もない平和なアジアと日本へのビジョン、沖縄解放のためのたたかいをありがとう。旧約聖書に「ビジョン無き所、民は滅びる」とありますが、みなさんのビジョンは、日本と人類の生存への導きです。
 みなさんの献身から得た励まし、多くを教えてくれるみなさんとの思い出を、佐世保からアメリカへと持ち帰ります。

 全力を尽くしましたがイハさん勝利を逃した大西さんの謙虚な謝罪と、基地撤去という沖縄の意思を持ち帰ります。自由な沖縄へ、さらに努力を強めます。戦争と基地を拒否し、信念を貫きたたかう徳之島の大久保町長の発言を持ち帰ります。

 核兵器のない未来への意欲をかきたててくれた谷口さんの寡黙な勇気を持ち帰ります。
イ・ジュンキュさんの笑顔、彼の知識と勇気、言語を絶する戦争の恐怖、犯罪、苦痛を持ち帰ります。二度と戦争を許さない決意を新たにしています。

 みなさんの優しさと思いやり、忍耐、笑顔、深夜に及ぶ作業、長年ともに行った活動と楽しい思い出を持ち帰ります。より良い世界への献身こそが人生の意味であると言うコラソンさんや同志のみなさんが、これからも活動を続けていくと確信しています。
 100年以上に及ぶ占領、植民地主義、新植民地主義を経た今、米軍によるフィリピンへの訪問を緊急に終わらせる必要性を感じています。

 このフラッシュメモリーにアルコザイさんの写真を保存しました。アルコザイさんのスライドと発言はアメリカの仲間を辱め、突き動かすでしょう。私は彼の悲痛な訴えを持ち帰ります。アフガン人はテロリストではなく人間であり、モハメドという名を持つ彼は尊厳を持った扱いを受けるべきであり、アフガン人の願いは、私たちと同じく、殺人の終結です。すべての外国軍は撤退し、アフガン社会のすべての勢力の参加で、新たな政治的社会的秩序が作られるべきです。殺人、破壊、女性への抑圧を終わらせ、開発に力を注ぐよう、各国は地域的平和合意の交渉を行うべきです。

 国に帰ったら、日本とアジアの反基地勢力との連帯をさらに強める決意です。私たち、子どもたち、孫たちのために、核兵器のない世界に向け原水協と活動をともにします。
 非暴力と、愛と、献身と、想像力と、思い出と、勇気と、思いやりを忘れずに、ともに平和と自由を勝ち取るその日のためにがんばりましょう。