2010年大会INDEX

2010年日本平和大会in佐世保「国際シンポジウム」

パネリスト、コーディネーター、ゲストのプロフィール

 

【パネリスト】 発言順



ジョゼフ・ガーソンさん(アメリカ)                   
アメリカフレンズ奉仕委員会ニューイングランド事務所責任者

フレンズ奉仕委員会は、平和主義を重視するキリスト教徒団体。同委員会では軍縮担当コーディネーターも担っています。原水爆禁止世界大会に83年以降毎年のように参加。日本平和大会にも参加しています。10年NPT再検討会議国際計画委員会の共同議長として活動し、ニューヨークでの平和会議、集会、行進、フェスティバル、署名提出の実現に尽力しました。活動の中心として、常に核戦争阻止、核兵器廃絶、アジア太平洋・中東・中央アジアにおける米国の覇権主義、対外米軍基地といった問題に焦点を当てています。03年2月15日のニューヨークでのイラク戦争反対の大集会を組織する中心も担いました。著書に「帝国と核兵器」(新日本出版社)があります。



イ・ジュンキュ(李 俊揆)さん(韓国)
労働者代案社会学習院講師

民主労働党平和軍縮運動本部政策委員として平和運動をスタート。03年から平和ネットワーク政策室長として活躍。03年に広島を訪れ、05年から原水爆禁止世界大会や3.1ビキニデー参加するなど、韓国の反核運動の発展と、日本の運動との連帯のために尽力してきました。日本語も堪能で、日本の政治・社会・歴史・運動についても広い知識をもっています。日本平和大会にも参加しています。04年に「東北アジア非核地帯」日韓共同刊行委員会韓国側委員(韓国側コーディネーター)。05年から現在、月刊「統一韓国」客員記者。著書に「核兵器はなくせるか?YES, We Can!!」(共著・かもがわ出版)があります。



コラソン・ヴァルデス・ファブロスさん(フィリピン)             
外国軍事基地撤去国際ネットワーク

弁護士。日本平和大会や原水爆禁止世界大会にもたびたび参加。エクアドルで07年発足した外国軍事基地撤去国際ネットワーク(日本平和委員会も参加)のアジア担当の調整委員会のメンバーです。沖縄、横須賀など日本各地のたたかいとの連帯、軍事主義に反対し女性の人権を守る運動の国際連帯にも取り組んでいます。在フィリピン米軍基地協定の拒否と撤去運動の中心を担った非核フィリピン連合の事務局長。イラク戦争とそれを支援するアロヨ政権に反対して立ち上げられた、労働組合・女性・NGO・政党・学生組織・個人その他さまざまな社会階層の運動が平和と社会正義を求め、連帯して結成したフィリピン最大の反戦ネットワークである「フィリピン戦争ストップ連合」の共同議長でもあります。




小沢 隆一さん(日本)                        
東京慈恵医科大学教授

59年生まれ。一橋大学法学部卒、静岡大学助教授・教授を経て06年から現職。専門は憲法学です。「九条の会」事務局員として全国各地で講演など、活躍をしています。また、国会では「自衛隊のイラク派兵」「国民投票法」などで意見陳述をしています。
著書に、『予算議決権の研究』(弘文堂)、『現代日本の法』(法律文化社)、『ほんとうに憲法「改正」していいのか?』(学習の友社)、『はじめて学ぶ日本国憲法』(大月書店)、『ここがヘンだよ日本の選挙』(共著・学習の友社)、『クローズアップ憲法』(共著・法律文化社)などがあります。



 



【コーディネーター】



布施 恵輔さん(日本)                        

全国労働組合総連合常任幹事・国際局長。98年から全労連事務局員。青年部書記次長を経て「核兵器なくそう世界青年のつどい」準備委員会事務局長(05年〜06年)など、青年の平和運動の広がりのために役割を担ってきました。06年7月から現職。原水爆禁止世界大会運営委員もつとめています。
労働者・労働組合の国際連帯や多国籍企業とのたたかいのほか、日本の米軍基地や被爆の実相を知らせるために世界の労働組合と交流を進めています。



 



【ゲスト】



モハンマド・イブラヒム・アルコザイさん(アフガニスタン)         

ジャーナリスト。1982年、ナングラハール県生まれ。カブールの大学でコンピューターを学んでいましたが、2001年の9・11同時多発テロ事件後アメリカがアフガニスタンで「対テロ戦争」を開始し、米軍の行っている数々の犯罪行為を世界に告発するため、ジャーナリズムを学ぶコースに移ります。アメリカのニューヨークタイムスやウォールストリートジャーナル、日本の共同通信などの現地助手として働き、現在はフリーランスで戦争被害の現場などを取材しています。今回は、アフガン取材を続けるフリージャーナリストの西谷文和さんの紹介で初来日しました。