2009年大会INDEX

2009年日本平和大会in神奈川 閉会総会における海外代表あいさつ

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イ・ジュンキュ
(李俊揆)

韓国、労働者代案社会学習院講師

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2010年に向けて

 日本平和大会への参加は、私にとってとても良い勉強、それから励ましの機会でありました。日米同盟や韓米同盟で代表されている現在東アジアの現状の打破、新しい東アジア秩序の構築をめざしている皆さんの闘いに連帯の決議を送りたいと思います。

 皆さんご存知のとおり、韓国、朝鮮半島は、日本のように、もしかしたら日本より、アメリカとの軍事同盟の影が濃く垂れ下げられています。そして日米同盟·韓米同盟、在日米軍·在韓米軍は緊密に関わっています。だからこそ、日韓両国の市民レベルでの連帯は必要不可欠であると確信しております。

 「北朝鮮核問題」をめぐった東アジアの情勢、核兵器のない世界のために作られている世界史の新しい流れは、「危機はチャンスでもある」という言葉を思い出されています。発想を転換すれば、視野をもう少し広げれば、危機をチャンスに変える可能性の空間を見つけることができると思います。

 来年ニューヨークの真ん中で、アメリカの言いなりであると思われていた韓国と日本の市民が手を握って行進している姿を描いてみるだけで胸がどきどきします。NPT再検討会議、日米安保50周年、日本による韓国強制併合100周年を迎える来年を、核兵器撤廃の元年、同盟の政治から共通の安全と平和を目指す新東アジア秩序構築の元年にするために頑張りましょう。

 どうもありがとうございました。