2009年大会INDEX

2009年日本平和大会in神奈川 閉会総会における海外代表あいさつ

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ハネロア・トゥルケ

ドイツ平和評議会/ボン市議会議員

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 平和大会に招待していただいたこと、そして、皆さんの運動の経験を聞く機会を与えてくださったことに、あらためて感謝します。

 みなさんの大会に参加できたことは名誉なことです。多くの情報を得ることができました。みなさんの反基地のたたかいは、興味深かったです。沖縄、岩国、神奈川などからの報告は、私に大きな励ましを与えてくれました。みなさんから学んだことを、ドイツの平和運動に生かしたいと思います。

 みなさんのたたかいは、私たちの反軍事同盟ネットワークや世界の反基地ネットワークを強化するものです。軍事基地は、軍事同盟が行う戦争の前提条件です。軍事基地から死や破壊が生まれているのです。いわゆる人道的な介入であるとの作り話など信じません。NATOの目的は、アメリカによる戦争をたたかうことです。そして、そのために、NATOは核兵器の先制使用を維持したいのです。

 ドイツでは昨年、来年のNPT再検討会議に向けて、「2010年までに核兵器のないドイツを」をスローガンにキャンペーンを始めました。私たちは、ドイツ西部のビュッヘルNATO基地に配備されている20個のアメリカの核弾頭の撤去を要求しています。みなさんが核兵器のない世界の実現でもがんばっておられるのをうれしく思います。

 平和な世界に向けた私たちの共通の努力が、運動を強めています。

 みなさんが日本であたたかくもてなしてくださったことに再度感謝し、みなさんの2010年の運動に期待します。