2007年日本平和大会in沖縄 パネリストプロフィール
ジョヴ・パリッシュ アメリカ
ワシントン・ピース・アクション執行理事
平和と正義を求める全米最大の組織のワシントン州支部「ワシントン・ピース・アクション」執行理事。平和と社会正義の運動家として30年間活動する中で、「カスケーディア非暴力行動委員会」理事を11年務め、「戦争抵抗者同盟全国委員会」にも16年間所属。また、政治問題の執筆者、解説者として地元のみならず全国的にも著名。ここ10年間は、「ストレンジャー」紙と「シアトル・ウィークリー」紙、ならびに全国、地元の出版物、オンライン、ラジオ連盟などで政治コラムニストとして活躍。また、地元の郡のラジオ番組に毎週登場するとともに、ウェブサイトと新聞「イート・ザ・ステイト(国家を食らえ)!」も共同編集している。シアトル在住。
パウリナ・エリザベス・ポンセ・カンド エクアドル
エキュメニカル人権委員会人権監視部門コミュニケーション局長
「エクアドル反基地ネットワーク」の構成団体であり、マンタ基地協定の廃棄を求めた最初の組織のひとつ「エキュメニカル人権委員会」(CEDHU)のメンバー。CEDHUで、ウェブサイトの編集も行っている。社会的コミュニケーションと社会発展を専門分野とし、国際会議でのコミュニケーション活動の発展に尽力するとともに、平和と非暴力や先住民の人権などの課題にも積極的に取り組んでいる。また、「エクアドル反基地連合」のCEDHU代表でもあり、「外国軍事基地撤去国際大会」ではコミュニケーション・チームの責任者を務めた。エクアドルからの参加は2005年大会に招いた「地域人権基金」のルイス・サーヴェドラさんに続いて2回目となる。
アンドレア・リカタ イタリア
ヴィチェンツァの新軍事基地建設に反対し、エデルレ基地の民生転換を求める東ヴィチェンツァ住民労働者委員会顧問
トリエステ大学
環境社会学博士。米軍基地の専門家で、反戦団体と協力しながら軍事基地の閉鎖と民政への転換を提案する活動を積極的に展開。今ヴィチェンツアでは20万人の集会が行われるなど、新たな米軍基地建設計画に反対する住民運動が繰り広げられているが、同氏はその運動をすすめる「ヴィチェンツァの新軍事基地建設に反対し、エデルレ基地の民生転換を求める東ヴィチェンツァ住民労働者委員会」顧問。
イタリア国内のみならず、スロベニア、クロアチア、ドイツなどの大学や運動団体、自治体などでも講演。2000年からトリエステ大学の「大学平和研究・調査センター」の統括責任者。同大学の「政党史と運動」学科で、イタリアにおける平和主義と反軍国主義などのテーマを共同研究している。また、さまざまな日刊紙や大学、雑誌「科学と平和」(ピサ大学)、雑誌「科学批評」(スロベニアのリュブリャナ大学)などとも協力して活動中。
コ・ユギョン 韓 国
駐韓米軍犯罪根絶運動本部事務局長
駐韓米軍犯罪根絶運動本部で2000年からスタッフとして活動、2005年から同事務局長。駐韓米軍犯罪根絶運動本部は、1992年のユン・グミさん殺害事件をきっかけとして発足された在韓米軍による犯罪の告発・根絶をめざし活動する団体。米軍による各種犯罪や被害を調べ、根絶対策を立て、韓米SOFAなどの不平等な制度を改定することによる平和と人権確立を目標としている。平澤(ピョンテク)米軍基地拡張阻止汎国民対策委員会国際連帯担当、返還米軍基地環境浄化再協商のための緊急行動・状況室、軍事主義に反対する韓国女性平和ネットワーク・コーディネーターとしても活躍。2005年、第2回女性人権活動奨励賞(やより賞―女たちの戦争と平和人権基金主催)受賞。2003年の日本平和大会in沖縄にも参加し、日本の平和運動とも深い関係を持つ。
川田 忠明 日本
日本平和委員会常任理事
20年以上にわたって世界の30カ国をこえる平和運動・社会運動との交流を重ねる。今年3月の外国軍事基地撤去国際大会(エクアドル)では国際準備委員をつとめ、パネリストとしてアジア・太平洋地域の米軍基地問題について報告。6月のG8サミット市民抵抗サミット(ドイツ)でも、ウォルデン・ベロー氏らともに基地問題ワークショップにパネリストとして招かれるなど、基地闘争の国際連帯に尽力。日本平和大会では1999年から国際シンポジウムのコーディネーターをつとめてきた。96年から世界平和評議会書記。著書に「それぞれの戦争論」(唯学書房)、「眼前の新たな戦争」(共著、ドイツ語)。
布施 恵輔
全国労働組合総連合(全労連)常任幹事・国際局長
98年から全国労働組合総連合事務局員。青年部書記次長を経て06年7月から現職。労働組合の国際連帯と交流を広げる活動のほか、「核兵器なくそう世界青年のつどい」準備委員会事務局長(05-06年)を務める。